What Do We Pay for Civilized Society?

税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。

日本租税理論学会大会(初めての学会報告)

一昨日(12/8)から昨日(12/9)まで,日本租税理論学会第29回大会(PDFにつき注意)に参加して参りました。 会場は名古屋市の椙山女学園大学星が丘キャンパスでした。周辺を含めとても素敵なキャンパスでした。1日目(12/8)は,一般報告として2件,シンポ…

拙稿「債務免除益の年度帰属」が第13回「税に関する論文」に入選しました。

この度,納税協会連合会が主催されている第13回「税に関する論文」専門家の部において奨励賞をいただけることになり,昨日授賞式に行って参りました。 受賞した論文は,「債務免除益の年度帰属」という書き下ろしのものになります。いずれ入選論文集に掲載さ…

10月振り返り

前回の投稿(租税法学会大会)以降で,10月中にあった研究関連の出来事を振り返りたいと思います。1.日本税法学会中部地区研究会 10/14(土),日本税法学会の中部地区研究会に参加して参りました(ちなみに私は関東地区の会員です)。 研究会では,まず,税…

租税法学会総会

昨日(10/1),租税法学会の研究総会を傍聴して参りました。 本来ならば多いだろうとは思うのですが,実は東京で開催される学会に参加したのはこれが初めてでした。いつも利用している池袋の,時々図書館を利用している立教大学*1で学会が行われているという…

アコード租税総合研究所租税判例研究会

昨日,弊学の木山先生がアコード租税総合研究所の租税判例研究会で報告されるということで,拝聴して参りました。 木山先生は,非居住者への不動産所得の支払いに係る源泉徴収義務の有無が争われた事件(第一審判決の東京地判平成28年5月19日および控訴審判…

『現代租税法講座』輪読会

昨日(9/13)まで,今年出版された『現代租税法講座』(日本評論社)のうち第2巻 家族・社会および第3巻 企業・市場の輪読会を学内で行っておりました。 8月中旬から昨日までの5週間,週1回の全5回で行いました。1回につき2本の論文を取り上げ,計10本の論文…

関西租税法若手研究会

昨日(8/19),関西若手租税法研究会に参加して参りました。 主催の小塚先生,今回も誠にありがとうございました。今回は,お三方報告してくださいました。 山田先生は,(今後発表予定のご論稿だそうですので詳細は控えますが)判例評釈をしてくださいまし…

大人のための国語ゼミ

昨日(8/8)まで,国語の勉強をしていました。 とはいっても,高校の頃までの国語の復習をしていた訳ではなく,先月出版された下記書籍を読んでいました。www.yamakawa.co.jp野矢先生は,ヴィトゲンシュタインを中心とした分析哲学の研究を専門にされている…

教養としての「税法」入門

弊学法学部教授の木山泰嗣先生より,昨日出版された『教養のための「税法」入門』(日本実業出版社,2017年)をご恵贈いただきました。木山先生,ありがとうございます。 詳細はこちら↓から。 www.njg.co.jpこの本で個人的に面白かったのは,税法の歴史がし…

第5回若手法学研究者フォーラムの集い

昨日,ぱうぜ先生主催の第5回若手法学研究者フォーラムの集いに参加して参りました。若手法学研究者フォーラムについては,ぱうぜ先生の下記ブログ記事をご参照ください。↓ kaffeepause-mit-ihnen.hatenablog.jp若手法学研究者フォーラムは,若手の法学研究…

木山ゼミゲストスピーカー

今日は,木山ゼミにゲストスピーカーがいらすということで,わがままを言ってお邪魔いたしました。木山先生はじめ木山ゼミの皆さん,ありがとうございました。4限は「弁護士という職業の魅力」と題し,木山先生が上智大のロースクールで教えられていた飯田先…

6月振り返り

1ヶ月ほど空いてしまいました。論文の締切間近でして,それにかかりきりでした。気づいたら3,000アクセスを突破していました。ありがとうございます。 6月に2つ研究関連の用事がありましたので,それを振り返っていきたいと思います。1.ディベート審査員 6/3…

関西租税法若手研究会

先日(5/21(日)),関西租税法若手研究会に参加して参りました。 主催の小塚先生,ありがとうございました。 (司法試験の設問についての昨日の記事について呟いてくださっているのに今気づきました…こちらについてもありがとうございます。)今回もお二方…

平成29年司法試験租税法第2問設問1(所得税法44条の2の適用関係)について

司法試験で債務免除益課税の問題が出たと聞いたので*1,解説というか,論点をまとめてみる。 なお,私は司法試験を受けたことも,司法試験に関連する試験を受けたこともない。ロースクールに通ったこともない。そのため,的外れな記述もあろうかと思うが,ご…

判例研究が重要判例解説に引用されました!

9月に発表した判例研究が、『平成28年度重要判例解説』に引用されました(吉村政穂「判批」ジュリスト1505号(2017年)213頁参照)。吉村先生が、当該事件の控訴審判決の意義について述べる部分で引用してくださいました。ありがとうございました。 上記ブロ…

債務免除益課税の基礎理論(下)が公開されました

3月に発行された青山ビジネスロー・レビュー6巻2号に,拙稿「債務免除益課税の基礎理論―事業再生税制の「資力喪失要件」に対する解釈を中心として―(下)」が掲載されました。(上)と同じく,修士論文「債務免除益課税の理論的根拠」に加筆修正を行った上で…

現金を「販売」した場合の譲渡所得課税について

この話。 togetter.com この場合,譲渡所得課税(所税33条)についてはどのように考えれば良いのだろう。まず,原則として,金銭は譲渡所得の起因となる「資産」に含まれないものとされている。これは,譲渡所得課税が「資産の値上りによりその資産の所有者…

研究会発表,楽しいかも。

昨日は,日本税法学会関東地区研究会で発表の機会をいただきました。 テーマは,「貸与型奨学金と債務免除益課税」というものです。ここ半年ほど取り組んできたテーマでした。いずれ,何らかの形で雑誌等の媒体に論文として発表したいと考えています。 質問…

ご卒業おめでとうございます!

昨日は,2年間TAを務めたゼミ(木山ゼミ)の卒業祝いでした。

関西租税法若手研究会

3/4(土)に,大阪で開かれた第二回関西租税法若手研究会に参加して参りました。 新進気鋭というか,若手ながら名を知られた先生方ばかりの中に招き入れていただき,とても貴重な体験をして参りました。関西に何の縁もゆかりもない大学院生に参加を許してく…

最判H27.10.8の差戻控訴審について問い合わせてみました

現在,修士論文の加筆修正版の後半の校正作業をしています*1。 修士論文で,私は債務免除益課税についての基礎的な考察およびそれに基づく事業再生税制における債務免除益非課税規定(所税44条の2)の適用要件の解釈を行いました。現在は,その基礎的な考察…

I visited Duke University School of Law!

1/23(月)から29(日)まで,デューク大学のロースクールを訪問いたしました。 私が研究している債務免除益の分野において権威的な論文を書かれているLawrence A. Zelenak先生を訪問するためです(論文は以下のリンクからダウンロードできます)。 scholars…

租税行政法ワークショップ拡大研究会

一昨日、弊学法学研究科において、租税行政法ワークショップ拡大研究会が行われました。 租税行政法ワークショップは、弊学法学研究科において設けられているワークショップの一つです。税法と行政法の教員および大学院生が集まり、主に租税手続法について研…

2016年を振り返って

本年も皆さまには大変お世話になりました。 今年の研究関連の出来事を振り返りたいと思います。これまでブログに書いたことのまとめのような形になりますが,ご容赦ください。・修士論文 1月,修士論文を提出し,博士前期課程を修了しました。税法ゼミどころ…

Trump次期大統領とDES

New York Timesのこの記事。 経営するカジノの再建にあたって問題となった債務免除益課税について,Trump次期米国大統領が"Stock-for-Debt Swap",日本でいう「デットエクイティスワップ(DES)」の手法を用いてこれを回避した旨が伝えられている。 DESとは…

1000アクセス突破しました!(このブログの目的とか)

題名の通り,1000アクセスを突破しました! 一介の大学院生がただやったことをまとめているだけに等しいこのブログにのべ1000人の方が訪れてくださって(そのうち50人くらいはたぶん私ですが),最低でも題名は1000回見ていただいたということ,とてもありが…

第01回租税実務Lightning Talk

昨日,この企画に参加いたしました。 主催の小塚先生と奥さま,場所を提供してくださった田辺総合法律事務所の皆さま(特に主催の吉峯先生),誠にありがとうございました。 当日の流れについては,ぱうぜ先生が実況してくださいました。吉峯先生がとぅぎゃ…

ディベート大会

先週末(11/5(土),6(日)),四大学税法ゼミディベート大会(以下「四大戦」といいます)に参加してまいりました。参加といっても私自身がディベート自体に参加した訳ではなく,Teaching Assistant先のゼミ*1の学部生について行く形でした。 四大戦は,2…

地方税についての詐害行為取消権の行使の可否(名古屋地岡崎支判H27.2.16,名古屋高判H28.4.27)

判例研究的な記事も書いていきたいと思っています。 もっとも,Blogに書くのは恐らく自分の手には余る裁判例ばかりです。しっかりとした研究というより,少しラフな形になろうかと思います。ご容赦いただけたらと思います。名古屋地岡崎支判平成27年2月16日…

アメリカ税法研究会

昨日は,TA先のゼミの指導の後(近日行われるディベート大会の後,ゼミのことも書くと思います),弊学法学研究科のプロジェクトであるアメリカ税法研究会に参加いたしました。 アメリカ税法研究会は,弊学名誉教授の中村芳昭先生を中心に,アメリカ税法を研…