What Do We Pay for Civilized Society?

税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。概ね1回/月の更新を目標としています。

業績

東京地判令和5年3月14日の(2本目の)判例研究を執筆しました。

先日発行された神奈川法学56巻3号に,拙稿「相続で承継した債務の消滅と債務免除益課税:東京地判令和5年3月14日の争点(1)についての考察」が掲載されました。リポジトリに掲載されるまで,Box経由でpdfファイルを共有します。kanagawa-u.box.com この判例…

『よくわかる税法入門』の改訂に携わりました。

有斐閣から近日発売される三木義一編著『よくわかる税法入門[第18版]』の改訂に携わりました。本日,見本を受け取りました。www.yuhikaku.co.jp 第15版から共著者に加えていただいて4回目の改訂になります。前回の改訂の際の記事として,下記参照。taxfuji…

租税法学会第52回総会のレポートを税研に書きました。

1月20日に発行された税研233号に,昨年10月に行われた租税法学会第52回総会の学会レポートを執筆する機会をいただきました。www.jtri.or.jp 総会については,下記のとおりブログにも書きました。下記記事にいう「今後とある媒体でレポートを書く予定」が,今…

「インターネットを通じた新たな資金の移動と所得税や法人税」を執筆しました。

明けましておめでとうございます。本年もこのブログおよび藤間大順をよろしくお願いいたします。 さて,タイトルのとおり,「インターネットを通じた新たな資金の移動と所得税や法人税」という記事を,今月発行された税務QA262号に執筆しました。www.zeiken.…

「税理士と税務行政のこれまでとこれから」を執筆しました。

今日発行された神奈川法学55巻4号に,拙稿「税理士と税務行政のこれまでとこれから:税理士制度のあり方に関する議論と税務行政のデジタル化に関する議論の対応を主眼として」が掲載されました。本文のpdfファイルを下記のとおりに置いておきます。リポジト…

『図解 税務調査対応の法的反論マニュアル』をご恵贈いただき,書評を書く機会をいただきました。

先日,弁護士の吉田正毅先生より*1,『図解 税務調査対応の法的反論マニュアル』をご恵贈いただきました。www.horei.co.jp そして,当該書籍について,今日発刊されたきんざいファイナンシャル・プラン462号に書評を書く機会をいただきました。store.kinzai.…

債務免除益と経費控除に関する東京地判令和5年3月14日の判例研究をTAINSだよりに執筆しました。

先日発行されたTAINSだより235号(2023夏号)に,拙稿「一時所得として得た債務免除益から控除できる『その収入を得るために支出した金額』:東京地判令和5年3月14日の検討」が掲載されました。東京地判令和5年3月14日(判例集等未登載,TAINSコードZ888-248…

輸出物品販売場制度に関する研究ノートを執筆しました。

先日発行された神奈川法学55巻3号に,拙稿「輸出物品販売場制度(いわゆる免税店制度)に関する近時の改正とその分類および若干の評価」が掲載されました。本文のpdfファイルを下記のとおりに置いておきます。リポジトリ公開されたら,リポジトリにリンクを…

「ICOと法人税」が租税研究に掲載されました。

租税研究の今月号(883号)に,講演録である「ICO(Initial Coin Offering)と法人税:調達した資金に対する課税およびトークンの評価益への課税を検討対象として」が掲載されました。 先日の日本租税研究協会会員懇談会での講演の講演録です。講演時のブロ…

日税研メールマガジンに,第二次納税義務に関する判例研究を執筆しました。

本日発行の日本税務研究センター(日税研)のメールマガジン193号に,判例研究を執筆しました。下記ページの「vol.193 第二次納税義務の対象となる無償譲渡等と財産分与<2023年4月17日発行>」というリンクから読むことができます。www.jtri.or.jp 扱った裁…

『よくわかる税法入門』の改訂に携わりました。

有斐閣から近日発売される三木義一編著『よくわかる税法入門[第17版]』の改訂に携わりました。本日,見本を受け取りました。www.yuhikaku.co.jp 第15版から共著者に加えていただいて3回目の改訂になります。前回の改訂の際の記事として,下記参照。taxfuji…

『裁判例からみる加算税』をご恵贈いただき,書評を書く機会をいただきました。

先日,中央大学の酒井克彦先生より,『裁判例からみる加算税』をご恵贈いただきました。www.zaikyo.or.jp そして,当該書籍について,今月発刊された月刊税務事例55巻2号に書評を書く機会をいただきました。zaik.jp 書籍については書評に書いたので,そちら…

「総合支援資金制度に係る債務免除益の非課税と所得控除」が公開されました。

先日公刊された神奈川法学55巻1号に,拙稿「総合支援資金制度に係る債務免除益の非課税と所得控除:所得税が課されなかった所得を原資とする支出の控除制限に関する米国の議論を手掛かりとして」が掲載されました。 この論文は,令和4年度税制改正で設けられ…

「資金調達と税制のこれから」を租税法研究50号に執筆しました。

先月発行された租税法研究50号に,「資金調達と税制のこれから―ICOやIEOに対する法人税の課税を検討対象として」というタイトルで執筆した論文を掲載していただきました。www.yuhikaku.co.jp この論文は,昨年行われた租税法学会第50回記念総会で行った分科…

『よくわかる税法入門』の改訂に携わりました。

近日発売される三木義一編著『よくわかる税法入門[第16版]』の改訂に携わりました。昨日,見本をいただきました。www.yuhikaku.co.jp 第15版から共著者に加えていただいて2回目の改訂になります。前回の改訂の際の記事として下記参照。taxfujima.hatenablo…

『債務免除益の課税理論』が租税資料館賞著書の部を受賞しました。

タイトルどおり,本日授賞式があり,拙著『債務免除益の課税理論』が第30回租税資料館賞著書の部で賞をいただきました。www.keisoshobo.co.jp 租税資料館賞については下記の租税資料館ウェブサイトを参照。www.sozeishiryokan.or.jp 当該書籍の「はじめに」…

租税法学会第50回記念総会

記事の概要 1日目 2日目 おわりに 記事の概要 10/16(土)~17(日),租税法学会の第50回記念総会が行われました。プログラムは下記参照。 sites.google.com 昨年参加した際の記事として,下記参照。 taxfujima.hatenablog.com 今回は,第50回の記念総会と…

第二次納税義務に関する東京地判令和2年11月6日の判例研究を執筆しました。

先日公刊された本務校の紀要(神奈川法学54巻1号)に,「私的整理手続における債務免除と第二次納税義務:東京地判令和2年11月6日裁判所ウェブサイト」が掲載されました。 以前,下記記事でドラフトを公開していたものです。現在はドラフトは削除しています…

「個人が行う現物資産の寄附に関する日米英の所得税制の比較検討」が掲載されました。

新年度になりました。2021年度もよろしくお願いいたします。 さて,本日発売された都市問題112巻4号に,拙稿「個人が行う現物資産の寄附に関する日米英の所得税制の比較検討 ――資産の値上がり益の取扱いおよび所得控除額を検討対象として」が掲載されました…

『よくわかる税法入門』の改訂に携わりました。

近日発売される三木義一編著『よくわかる税法入門[第15版]』に,この版から共著者として加えていただきました。www.yuhikaku.co.jp この本については,このブログを読まれる方ならご存じの方も多いかもしれませんので,私から何か言うことはないかと思いま…

「クラウドファンディング(Crowdfunding, CF)に携わった法人および匿名組合に対する所得課税」が公開されました。

明けましておめでとうございます。本年も,このブログおよび藤間大順をよろしくお願いいたします。 昨年は,初めての単著の出版であったり*1,2つの学会誌に論文を掲載していただいたり*2,盛りだくさんな1年でした。今年は,昨年ほどは記事の数は多くはなら…

『新 実務家のための税務相談』の改訂に携わりました。

先月発売された三木義一監修『新 実務家のための税務相談(会社法編)』および今月発売された三木義一監修『新 実務家のための税務相談(民法編)』に,第2版の改訂から著者として加えていただきました。www.yuhikaku.co.jpwww.yuhikaku.co.jp これらの書籍…

『債務免除益の課税理論』が刊行されました。

12/9に,初めての単著である『債務免除益の課税理論』が刊行されました。www.keisoshobo.co.jp ネットでの販売は始まっているようです。書店には来週以降並ぶものと思います。 この書籍は,私が2019年3月に青山学院大学大学院法学研究科に提出した同名の博士…

租税理論研究叢書30と税法学584号に論文が掲載されました。

タイトルどおり,11月末に発行された2冊の学会誌にそれぞれ1本ずつ論文が掲載されました。 まず,日本租税理論学会の学会誌である『租税理論研究叢書30 租税上の先端課題への挑戦』(財経詳報社)に,「クラウドファンディング(Crowdfunding, CF)と課税―資…

東京税理士界766号に論稿を載せていただきました。

タイトルどおり,東京税理士会の広報誌である東京税理士界の今月号(766号)の論壇欄に,「「資力喪失による債務免除益の非課税規定(所得税法44条の2)についての解釈論」という論稿を載せていただきました。執筆の機会を賜り,東京税理士会の皆さま,あり…

アメリカ法2019-2号に,論文紹介を載せていただきました。

タイトル通り,日米法学会が発行している雑誌であるアメリカ法の2019-2号に,論文紹介を掲載していただきました(254頁)。 「公平性と中立性の対立を越えて」というタイトルで,Ari Glogower, Taxing Inequality, 93 N.Y.U. L. Rev. 1421 (2018)を紹介した…

「消費者問題と債務免除益課税」が公開されました。&来年度のこと。

本日発行された青山法学論集61巻4号(三木義一教授・菊池純一教授・土橋正教授退職記念号)に,執筆した「消費者問題と債務免除益課税―貸与型奨学金およびクレジットカード債務の減免に関する課税問題を検討対象として―」が掲載されました。 以前執筆した「…

日本租税理論学会研究大会(初めてのシンポジウム報告)

一昨日および昨日(12/7,8),愛知大学名古屋キャンパスで行われた日本租税理論学会第30回大会*1に参加して参りました*2。 昨年の記事として,下記参照。 taxfujima.hatenablog.com 今回の大会では,2件の一般報告,1件の講演,5件のシンポジウム報告が行わ…

判例研究が,税法学582号に掲載されました。

先日公刊された税法学582号に,拙稿「借入金に係る債務免除益の所得分類の判断構造」が掲載されました(175頁)。 今年2月の関東地区研究会での報告を載せていただいたものです。報告時の記事については,下記参照。taxfujima.hatenablog.com 内容としては,…

判例研究が,月刊税務事例51巻8号に掲載されました。

先日公刊された月刊税務事例51巻8号に,拙稿「不動産所得および一時所得の意義または範囲―東京地判平成30年4月19日裁判所ウェブサイト―」が掲載されました。 6月に,アコード租税総合研究所判例研究会で行った報告を原稿にまとめたものです。報告時のブログ…