先日(5/21(日)),関西租税法若手研究会に参加して参りました。
主催の小塚先生,ありがとうございました。
(司法試験の設問についての昨日の記事について呟いてくださっているのに今気づきました…こちらについてもありがとうございます。)
今回もお二方発表してくださいました。
倉見先生は,給与所得に関する日本ではあまり議論されていないテーマについて,比較法的観点から発表されました。
長戸先生は,先日公刊された『事業再生と課税』について解説してくださいました。小塚先生の書評も合わさり,非常に刺激的でした。
長戸先生の著書は本当にすばらしくて,今後事業再生局面における課税関係を論じる際には必ず参照される文献になるでしょうし,租税立法全体についても重要な示唆を与えてくださっている本だと思います。米国の事業再生局面での課税関係については,これを読めば全て分かると言っても過言ではないと思います。
私が研究している債務免除益課税も,事業再生局面で主に問題となるテーマですので,とても詳しく論じられています。今一度長戸先生の書籍を読んだ上で理解を深め,今後の研究に活かしていきたいと思います。