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税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。

『最新企業会計と法人税申告調整の実務[4訂版]』と,税経通信74巻5号をご恵贈いただきました。

公認会計士・税理士の峯岸秀幸先生より*1『最新企業会計と法人税申告調整の実務[4訂版]』日本公認会計士協会出版局,2019年)および税経通信74巻5号(2019年)をご恵贈いただきました。ありがとうございます!
峯岸先生は,青山学院大学大学院法学研究科において,修士課程(博士前期課程)の同級生の公認会計士・税理士だった先生です*2。同級生,とは言っても,年齢は少しだけ上で,立場は私より格段に上の方ですが,同じ作家が好きだったり*3,色々と共通項があったりして,可愛がっていただいています。博士課程(博士後期課程)進学を後押ししてくださったり,最近だと博士号取得時にお祝いをしてくださったりもしました。初めての学会報告を同じ機会にした仲でもあります(下記記事を参照)。

taxfujima.hatenablog.com

まず,『最新企業会計法人税申告調整の実務』は,会計学の観点から,法人税の申告時に行う税務調整についてまとめた実務書です。峯岸先生は,日本公認会計士協会税務委員会の委員として,この書籍の改訂に携わられました。
近年,会計基準法人税法がどんどん乖離していっていることが指摘されています*4。そんな潮流の中で,企業会計との関係性を探っていくことは,税法学の大きな使命の一つとなっています。この本を読んで勉強したいと思います。

また,税経通信74巻5号において,峯岸先生は,公認会計士・税理士の伊藤先生(永和監査法人)との共著で,「法人税法上の取扱いに関する改正とその影響」と題する論文を執筆されています(112頁)。
当該論文は,平成31年税制改正によって仮想通貨の法人税法上の取扱いに生じた変化を論じたものです。当該改正をわかりやすくまとめたうえで,特に評価換えや評価損益の取扱いについて論じられています。
改正されたばかりの条文についてまとめた貴重なご論稿です。残された課題もしっかりと示してくださっています。読んで勉強したいと存じます。

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*1:峯岸先生については,税理士法人峯岸パートナーズスタッフ紹介を参照。

*2:なお,修士課程の研究について,峯岸先生は論文としてまとめられています。こちらを参照。

*3:ちなみに,歴史作家の宮城谷昌光先生です。

*4:渡辺徹『スタンダード法人税法[第2版]』(弘文堂,2019年)45~47頁参照。