東京大学の増井良啓先生より,今月発売された『国際租税法』の第4版を賜りました。
書籍の詳細は下記参照。
www.utp.or.jp
書籍については,今さら私ごときが述べるまでもないかもしれません。増井先生と,最高裁判所の判事になられた宮崎裕子先生の共著による,定評のある国際租税法についてのテキストの最新版です。総論的な部分(1,2章),インバウンド取引と課税(3~6章),アウトバウンド取引と課税(7~11章),応用(12章)の4つの部分に分け,個別の制度について,一貫した理論に基づき丁寧かつ簡潔な説明がなされています。
私は,これまで主に国内法の問題を論じており,国際租税法について議論する機会はそこまで多くはないのですが,それでも必然的に触れる機会はあります。その際に,まず依拠できる信頼できるテキストがあることは,大変幸運なことである,といつも感じています。ぜひ読んで勉強したいと思います。ありがとうございます!
増井先生は,以前『租税法入門』もくださいました(こちらの記事を参照)。お目にかかったことはあまりないのですが,私のようなしがない者に目をかけてくださり,大変ありがたく感じます。お話しをする機会もそう無い,「雲の上」の方ではあるのですが,いつかお礼を申し上げたいと思っています。今後とも何とぞご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願いいたします。