昨日,青山学院大学大学院法学研究科アメリカ税法研究会が開かれました。
1年強ぶりの開催となりました。前回研究会については,下記参照。
taxfujima.hatenablog.com
今回の研究会では,西武文理大学の道下知子先生が,米国の給付付き税額控除であるEITCについて近時唱えられる改革案をまとめ,ご報告されました。
道下先生は,私の姉弟子筋にあたる先生です。EITCについての米国の議論について研究されています(例えば,こちらの論文を参照)。給付付き税額控除制度については,米国のEITCについてしばしば指摘される不正な還付が問題として指摘されますが,そんな米国の状況などについてご研究されています。
今回のご報告も,EITCの不正還付の問題などにつき,近時議論されている改革案を整理されたものでした。今後論文を公表される予定とのことなので詳細は書きませんが,大変勉強になりました。道下先生および私の師匠である三木義一先生も出席されて,大変充実した研究会になりました。
私は,先月の学会報告が終わり,正直なところ研究が疎かになっていたように思います。道下先生のご報告を聞いて,私も頑張らねばならないな,と気持ちを新たにしました。
(追記)
明けましておめでとうございます。本ブログを今年も何とぞ宜しくお願いいたします。すみません,書き忘れました。