What Do We Pay for Civilized Society?

税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。概ね1回/月の更新を目標としています。

租税法学会大会

 昨日,オンラインで開催された租税法学会第49回大会に参加いたしました。プログラムは下記参照。

sites.google.com

 また,昨年傍聴した記事といて,下記参照。

taxfujima.hatenablog.com

 今回の研究総会では,上記のプログラムのとおり,「消費課税の将来構想」 と題して,消費税を中心とする消費課税について今後の立法論や解釈論に関する課題について議論がされました(詳細は租税法研究の次号に掲載されます)。付加価値税制度のそもそもの望ましさという点から最新の諸課題に至るまで,また自動車関連の個別消費税についても,幅広く議論されました。
 今回は初めてオンラインで開催された租税法学会の大会でしたが,とても参加しやすく(「コーヒーを片手に参加する大会」と佐藤英明理事長もおっしゃっていました),また議論も盛んにされていました。議論自体が勉強になったという点はもちろんのこと,オンラインでの学会運営という点でも,学ぶところが多かったです。

 私は,これまでもほぼ毎年傍聴してはいたのですが,今年の3月に租税法学会に入会しました。今回の大会はオンラインでの開催ということがあり傍聴できなかったので,入会できて幸運でした。入会をお認めいただき,会員の先生方,ありがとうございました。
 最近入会した会員が担当するのが通例のようなのですが,私が研究総会の午後の部司会を務めました*1。いわゆる司会のように議論を整理する役割を担うことはなく,お名前と論題を読むだけではあるのですが,非常に緊張しながら担当していました。ただ,無事担当することができて,ホッとしました。
 簡単ですが,こんなところで。

*1:なお,午前の部の司会は,金沢星稜大学の中尾真和先生が務められました。