What Do We Pay for Civilized Society?

税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。概ね1回/月の更新を目標としています。

『小説で読む民事訴訟法』をご恵贈いただきました。

 青山学院大学の木山泰嗣先生より*1,近時公刊された『小説で読む民事訴訟法』をご恵贈いただきました。

www.koubundou.co.jp

 この書籍は,民事訴訟法を学ぶ教材として書かれた小説作品です。同名の書籍は既に2008年に刊行されていたほか,『小説で読む行政事件訴訟法』や『小説で読む租税法』などもあったのですが,版元である法学書院が廃業したことにより,今回,弘文堂から新たに『小説で読む民事訴訟法』が出版されました。

taxfujima.hatenablog.com

 民事訴訟法については,本来ならば租税救済法の根底になる分野ですし,個人的な関心の1つである法的整理局面における課税関係の前提ともなるので勉強しなければならないのですが,なかなか勉強が進んでいません。大学院生の頃に法学書院版は読んだのですが,今回の版で色々なところに手が入ったようですので,改めて読んで勉強したいと思います。木山先生,ご恵贈賜り,誠にありがとうございました。

*1:書くまでもないかと思って書いていなかったのですが,木山先生は私の博論の副査であり,修士2年からずっと教えを賜ってきた先生です(拙著『債務免除益の課税理論』(勁草書房,2020年)ⅳ頁参照。今でも,木山先生が専攻主任をつとめられている母校の青山学院大学大学院法学研究科で,私は非常勤講師をしています。