青山学院大学の木山泰嗣先生より，先日発売された『税法独学術』をご恵贈いただきました。ありがとうございます。リンクは下記のとおりになります。
https://www.zaikyo.or.jp/publishing/books/009806.shtml
以前ご恵贈いただいた『税法読書術』から続く，木山先生のエッセイシリーズの4冊目になります。
今回の本では，独学という営みを鍵に，木山先生が当時執筆されていた『国税通則法の読み方』の執筆過程を交えながらエッセイが展開されています。当該書籍についても，下記のとおり贈っていただきました。
今回のエッセイでは，独学で税法学を究められた木山先生らしい，自由で豊かな発想が展開されていました。たとえば，「税法理論について，自由な（あたらしい）見方をする理論（ナラティブ）があらわれたら，どうなるだろう？」（35頁）という記述には刺激を受けるとともに，保守的にならずにもっと自由に議論を展開すべきなのだろうな，と思いました。そして，日本法の枷から自由に新たな理論を展開するために，法学ではたとえば比較法的検討という手法が用いられるのだろう，などとも考えました。
色々と読むことで示唆をいただけそうに感じています。またじっくり読んで考えを深めたいと思います。
