明治大学の加藤友佳先生より*1,『水野忠恒先生古稀記念論文集 公法・会計の制度と理論』をご恵贈いただきました。加藤先生はこの論文集の編者をつとめられています。
この論文集は,明治大学を今年退職された水野忠恒先生の古稀をお祝いするために執筆されたものです。編者はもちろんのこと,執筆者にも錚々たる先生方が名を連ねています*2。
当然,まだまだ全ての論文を読むことはできていないのですが,広島修道大学の奥谷健先生が書かれた「資力喪失による債務免除と源泉徴収義務」につき,私の研究領域と重なるものだったのでまず拝読しました。既に先行する論稿で示唆されていた議論を明確に主張する論文で*3,大変勉強になりました。
お贈りいただいた加藤先生のものをふくめ,興味深そうな論稿がたくさん並んでいます。これは,あとがきでも書かれていますが,水野先生が税法に関する多様な領域について研究され,また実際に立法に携わってきたことを表しているように思います。前期を通じて,少しずつ読み進めていきたいと思います。お贈りいただき,誠にありがとうございました。