先日下記のとおりに告知しましたが,第10回若手法学研究者フォーラムの集いを昨日オンライン(Zoomミーティング)にて開催しました。
今回の集いでは,3件の発表が行われました。
まず,早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程の森雪乃さんがLightning Talkをされました。未発表の内容ですので詳細は避けますが,オリジナリティのあるご研究で,とても面白かったです。
次に,山形大学の宍戸聖先生と私が共同で*1,「酒類販売免許による安売り規制に対する競争法学および税法学の視点からの検討」という報告をしました。宍戸さんのおかげで何とか形になり,また多くの方から質問やコメントをいただけてとても嬉しい機会でした。まだ文字化する場所は決めていないのですが,今後の展開もふくめて大事にしていきたいテーマだと感じています。宍戸さん,ありがとうございました&今後ともよろしくお願いします!
その後,休憩を経て,最後に,横田明美『コロナ危機と立法・行政』の合評会を行いました。
横田先生はこのフォーラムの主催ですが,今回は,近時横田先生が書かれた上記書籍について,弁護士の吉峯耕平先生がコメントした後,横田先生が応答し,フロアから質疑応答を行う形で合評会をしました。コロナ関連のドイツの規制について,日本の状況と対比しながら充実した議論がされていました。日本における規制のあり方はなぜこうなっているのかという根本的かつ一般的な点についても議論が及び,個人的にも示唆が多いものでした。
今回で2桁の大台に乗ったということで,私は博士後期課程進学後の第5回から参加していますが,感慨深く感じています。今回の集いの報告を見てもわかるように,色々な法分野の若手研究者が集まって楽しくワイワイやっている枠組です。上述の告知の記事の参加要件などをご確認いただいたうえでご興味がある方は,ぜひお気軽に参加していただけますと幸いです!