成蹊大学の伊藤公哉先生より,先日出版された『アメリカ連邦税法[第8版]』をご恵贈いただきました。
この本は,アメリカの税法に関して,日本語で網羅的に書かれた代表的な書籍の1つです。私も,アメリカの税法について論じる際はまずこの本を読んで全体像を読んでから議論をしています。この本がなければ,私はアメリカ税法の勉強に今よりもっと苦戦していただろうと思います。最新の改正の動向までフォローして網羅的かつわかりやすく書かれていますが,随所に研究のヒントが書かれている,そんな書籍です。そんな「いつも読んでいる本」を贈っていただき,とても光栄に思います。
また,113頁では,拙著『債務免除益の課税理論』を「債務免除益の課税理論についてアメリカ法を参照した優れた研究」として挙げていただいています。過分なお言葉であることは私が一番よくわかっているのですが,そのようなお言葉をいただいたことを励みに,今後とも精進していきたいと思います。第8版の序で債務免除益課税に関する新たな論点も挙げられていて(1頁),今後の課題も示していただいたように感じます。
この本を参照しながら,アメリカ法に関して今後とも勉強していきたいと思います。ありがとうございました。