本日,神奈川大学法学研究所地方自治センターの公開セミナーが行われました。
神奈川大学法学研究所は,神奈川大学法学部の教員が所属する研究所です*1。法学研究所には2つのセンターが設けられており,今回はそのうち地方自治センターが主催するセミナーが行われました。地方自治センターについては,下記のウェブサイトを参照。
今回のセミナーでは,様々な地方公共団体の個人情報関連の審議会で委員をされている日本大学の友岡史仁先生をお招きし,令和3年の個人情報保護法改正について講演していただきました。今後原稿にされるとのことなので詳細は省きますが,同改正が持つ影響について,その立法趣旨をふくめて,地方公共団体が受ける影響を主眼として議論されていました。
個人情報保護法についてはあまり明るくないのですが,とてもわかりやすい講演で大変参考になりました。また,国立大学法人などの公的部門と学校法人などの民間部門の取扱いを揃えるという議論は,法人税法上の納税義務の範囲の議論を想起し,興味深かったです。情報と行政活動という意味では税法も無関係な領域ではないと思いますので,今後勉強していきたいと思います。
様々な地方公共団体の職員の方にも参加していただき,質問も飛び交い,とても有益なセミナーになったように感じています。講演いただいた友岡先生,ありがとうございました。