昨日(11/4),東京地方税理士会が主催する「税に関するプレゼン大会」の第1回が開催されました。こちらの大会に私の学部3年生ゼミ5名が参加し,最優秀賞をいただくことができました。神奈川新聞の記者さんが取材でいらしていて,下記のとおりカナロコでも取り上げていただきました。
このプレゼン大会は「第1回」と書いたように今年から始まったもので,学生の日頃の租税研究成果の発表の機会および大学間の交流の場として企画されました。税理士の先生方の前で研究成果を発表するとても貴重な機会を設けてくださったことに,東京地方税理士会の先生方,特に租税教育推進部の先生方にまずは心より感謝申し上げたいと思います。
また,横浜までお越しいただいて対戦相手となってくださった山梨学院大学の太郎良留美先生のゼミの皆さんにも*1,お礼申し上げます。大変興味深いプレゼンばかりで,とても楽しかったです。
上記の記事にもあるとおり,私のゼミは「カフェイン税」という提案をしていました。健康寿命を延ばすとともに医療費の財源を確保するための政策税制という位置づけでした。贔屓目もあるのでしょうけれど,研究報告と呼ぶにふさわしい,とても素晴らしいプレゼンだったと思っています。また,ゼミで私から色々と茶々は入れて準備を進めていましたが,テーマを決めるところから発表の準備に至るまで,全て学生が主導してやってくれました。常日頃からとても恵まれたメンバーでゼミをできていると思っているのですが,改めて,良い子たちに囲まれた幸運な教員生活を送れているな,と感じています。定年までずっとこの子たちと一緒にゼミをしたいとか考えてしまいますが,それはかなわない願望であることもわかっています。
教育は1人1人の中にあるものを培うのが大事であって,「成果」を追い求めるものでは本来ないと思います。したがって,今回の大会も,とても良いプレゼンを自発的にしてくれたことが一番嬉しいです。ただ,結果として素晴らしい賞を税理士の先生方からいただけたのは,ゼミ生たちのなかにあるものをプロの目から価値あるものだと評価していただけたということで,親バカな話ですが,とても嬉しいです。ゼミ生も自信をいただいたと思います。今後とも,研究と教育を上手く循環させつつ頑張っていきたいと思います*2。
重ね重ね,東京地方税理士会の皆さま,企画してくださりありがとうございました。もちろんゼミ生が出たいと言ったら出るという留保はつけなければなりませんが,また来年も機会をいただければとても嬉しく思います。
(2023/11/7追記)
こちらの件ですが,神奈川新聞の11/5(日)の紙面にも掲載されました(16面)。
また,下記のとおり,大学のウェブサイトや法学部のウェブサイトでも取り上げていただきました。