What Do We Pay for Civilized Society?

税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。概ね1回/月の更新を目標としています。

2020年度第3回アメリカ税法研究会

 昨日,アメリカ税法研究会が開催されました。前回(昨月)と同じくオンライン(Zoomミーティング)にて開催されました。前回の研究会については下記記事を参照。

taxfujima.hatenablog.com

 今回の研究会では,立命館大学の望月爾先生より,ご専門である納税者の権利保護に関するアメリカの状況についてご報告いただきました。司会は私がつとめました。
 望月先生は,かねてより,納税者権利憲章とよばれる納税者の権利について定めた法律について,諸外国の状況を前提に議論をされています。近時のご論稿としては,税理45巻1号の巻頭論文や,EUの状況について議論された立命館法学の下記の論文があります。

doi.org

 今回のご報告では,納税者の権利保護について,アメリカ法のこれまでの動向から今後の見通しまで至る事項について議論していただきました。望月先生,報告を賜りありがとうございました。(特にうかがったわけではありませんが)おそらく東京にいらっしゃらないであろう望月先生にご報告をいただくことができて,改めて,オンラインでの研究会の利点を感じることができました。
 司会が拙いこともあり,当初の予定よりも延長してしまいましたが,質問がたくさん出て,その分議論が盛り上がったということなのかな,と感じています。研究会の時間を延ばすなど改善をしながら,今後とも充実した研究会としていきたいと思っています。次回は5月頃にオンラインで開催予定です。ご興味がある方はお気軽にお問合せくださいますと幸いです。