香川大学の青木丈先生より，執筆された『税理士のための税務調査手続ルールブック』をご恵贈いただきました。
この書籍は，平成23年12月の税制改正（平成23年法律第114号）による税務調査のルールの整備「から10年が経とうとしているタイミングをとらえて，主に税務調査に立ち会う税理士のために，現在の手続のルールを分かりやすく解説することを目的」*1とするものです。青木先生は，プロフィールからわかるように平成23年の改正当時に役所の中にいらした方です。この書籍では，平成23年の改正のポイントやその後の改正をふまえた現在のルールについて*2，図もまじえながら詳細かつわかりやすく解説しています。
青木先生には，こちらの記事で述べた研究室にお邪魔する機会やこちらの記事で述べたゲストスピーカーの機会をいただいていて，公私ともにお世話になっています。手続法にはまだまだ不案内なところが多いので，いただいた書籍でぜひ勉強したいと思います。いつもながらご指導ありがとうございます。
*1:青木丈『税理士のための税務調査手続ルールブック』（日本法令，2021年）ⅰ頁。
*2:なお，平成23年の税制改正およびその後の国税通則法の整備の経緯については，青木丈「国税通則法抜本改正（平成23～27年）の経緯」青山ビジネスロー・レビュー5巻2号（2016年）1頁で整理されています。
