What Do We Pay for Civilized Society?

税法を勉強している藤間大順のBlogです。業績として発表したものについて書いたり,気になったニュースについて書いたり。概ね1回/月の更新を目標としています。

租税法学会第52回総会

 一昨日(10/14),租税法学会第52回総会が行われました。今回は,国士舘大学世田谷キャンパス梅ヶ丘校舎にて,昨年から引続き対面で総会が開催されました。プログラムは下記参照。

sites.google.com

 昨年参加した際の記事として,下記参照。

taxfujima.hatenablog.com
 
 まず,研究総会に先立ち,第3回租税法学会賞授与式が行われました。今回は『課税要件法の理論と課題』で,京都大学の田中晶国先生が租税法学会賞を受賞されました*1。田中先生,誠におめでとうございます!
 その後,研究総会が行われました。研究総会の様子については今後とある媒体でレポートを書く予定なので,ブログには書かない形でご容赦ください。感想だけ書きたいと思います。資産課税という統一テーマにもとづき,様々な角度から検討が行われました。こちらの科研のプロジェクトに加えていただいている吉村政穂先生や同じ時代に(別大学の)博士課程にいらした住永佳奈先生がご報告されるので参加する前からとても楽しみだったのですが,報告後のコメントや質疑をふくめ,研究に関する刺激をいただきました。「資産」という言葉の持つ豊かさや,それに税制がどこまで付き合えるのか,という点が様々に映し出された機会であったように思います。
 また,幹事である国士舘大学の西本靖宏先生のご配慮で,総会の途中にコーヒーブレイクがありました。久しぶりに色々な先生方とゆっくりお話しする機会があって,かつ「メールではたくさんやりとりをしていますが初めまして」という挨拶を交わしたりもしました。
 全体として,やはり対面の学会に参加することには大きなメリットがあることを再確認する機会でした。開催にあたってご尽力くださった先生方,誠にありがとうございました。

(2024年1月22日追記)
 下記記事のとおり,こちらの総会について,税研に学会レポートを書きました。

taxfujima.hatenablog.com

*1:書籍をいただいた際の記事としてこちらを参照。