今日発行された神奈川法学55巻4号に,拙稿「税理士と税務行政のこれまでとこれから:税理士制度のあり方に関する議論と税務行政のデジタル化に関する議論の対応を主眼として」が掲載されました。本文のpdfファイルを下記のとおりに置いておきます。リポジトリ公開されたら,リポジトリにリンクを切り替えます(→切り替えました:2023年12月27日)。
今回の論文は,OECDの「税務行政3.0」の議論や日本の国税庁が取り組んでいる「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション」などのなかで,税理士はこれからどうなっていくのだろうか,税理士という存在は消滅してしまわないのだろうか,という関心にもとづいて書いたものです。書く契機となったのは,昨年11月に東京地方税理士会横浜中央支部で行った下記の研修でした。
その後,東京税理士会制度部勉強会および日本税法学会関東地区研究会でも,発表する機会をいただきました。それぞれの機会で質問やコメントをくださった方々にお礼を申し上げるとともに,原稿として公表するのが大変遅くなってしまったことをお詫びしたいと思います。
2020年に日税連国際税務情報研究会が発表した答申や近時の税理士法改正についても言及しています。ぜひご笑覧を賜れますと幸いです。
(2023年12月27日追記)
こちらの論文の内容をもとに,日本公認会計士協会の勉強会にて報告の機会をいただきました。